• 日常生活支援
  • 2023.3.3

朽木瑛浩

ご支援レポート

ご支援レポート

心のけじめの準備

こんにちは!代表の朽木(くつき)です。
今回はスタッフからの”ご支援レポート”です。


T様から奥様の告別式の前に、靴を買いに行きたいとご依頼を受けました。
ご夫妻は奥様が認知症を患っていらっしゃったため別の施設で生活されていらっしゃいましたが、同じ施設へ入居準備を進めている最中での突然の訃報。突然のことでショックを受けお辛そうなご様子でしたが「最期はしっかりした身なりで家内とお別れしたい」と気丈に振る舞っていらっしゃいました。

普段から洋服や帽子にこだわりがありお洒落好きなT様。店内に置いてある靴をひとつひとつ手に取り試着して自分にあったものを探していらっしゃいました。
T様が奥様を自分らしくお見送りするにあたっての準備のお手伝いをさせていただき、奥様への愛情や言葉にできない思いが伝わって、告別式のお手伝いはもちろんですが、これから環境が変わる中で私たちができることは何か…T様の心のサポートもとても重要になると感じました。


心のケア、サポート。とても大事!なだけあって大変難しいことです。
スタッフ間での情報共有をしっかり行いお客様の状況をできるだけ細かく把握することで、まずは組織として安心感をもって信頼していただくこと。信頼していただいて初めて心のケアやサポートができると私は考えています。

T様はご夫婦で契約していただいており、奥様の訃報に接し大変驚きました。が、私たちはサポートする立場であるため悲しみを表に出している時間はありません。
ご家族が故人と最期の時間を大切に過ごしていただけるように。
故人が安心して旅立てるようにサポートさせていただくことが心のケアの第一歩。

今後も『寄り添うお手伝い』をモットーにお客様一人一人に合わせたサポートを行えるようにスタッフ一同精進していきたいと思います。

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